- 会期
- 平成22年(2010)4月13日(火)~5月30日(日)
- 観覧料
一般1,200円(1,000円)、高大生900円(700円)
中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料〔要証明(原本に限る)〕
※カッコ内は、前売り・20名以上の団体料金- 前売り
平成22年2月19日(金)より発売開始
主な発売場所
チケットぴあ各店舗/ファミリーマート、サークルK・サンクス(Pコード:764-016)/ampm/ローソン(Lコード:52439)/セブン-イレブンなど
展覧会概要
扇は、風を起こし涼をとる道具としてだけでなく、祭事や芸能・遊戯など、さまざまな場面で用いられてきました。弧を描いた形は、絵師にとっては制約であるとともに工夫のしがいのある画面であり、その小さな空間にはさまざまな世界が表現されています。折りたたむことで常に持ち運びができる扇は、最も身近な美術品のひとつと言えるでしょう。 大阪の豪商・鴻池家では、一説に数千本ともいわれる扇が蒐集されました。現在もそれらの多くが、大阪の鴻池合資会社資料室と東京の太田記念美術館に所蔵されています。おもに鴻池家11 代善右衞門幸方氏(1865~1931)が蒐集したといわれるこの一大コレクションは、浮世絵、江戸琳派、円山・四条派など、江戸時代後期を中心に、画壇を一望できる内容を誇っています。 本展は、2010 年の太田記念美術館開館30周年を記念し、鴻池合資会社のご協力をいただいて開催される展覧会です。鴻池コレクションの扇絵約300点が一堂に会するこの機会に、その多彩な世界をぜひお楽しみください。
割引券
主な展示作品
縁台の三美人
葛飾北斎 太田記念美術館蔵
雷神
酒井抱一 太田記念美術館蔵
彼岸桜
鈴木其一 太田記念美術館蔵
萩に小禽
長沢蘆鳳 鴻池合資会社資料室蔵
山姥と金太郎
河鍋暁斎 太田記念美術館蔵
楓
松本交山 太田記念美術館蔵
三猩々
森徹山 鴻池合資会社資料室蔵
雪中観梅
歌川国貞 太田記念美術館蔵
紅葉
池田弧村 太田記念美術館蔵
錣引
高崇溪 太田記念美術館蔵
展示作品リスト
関連イベント
講演会
時間 / いずれも午後1時30分~3時
場所 / 当館1階 講演会室
定員 / 150名 (当日、午後1時より先着順で整理券を配布します。)
※ 聴講は無料ですが、当日、本展に入場された方に限ります。
4月17日(土)
扇絵―折りたたみ持ち運ぶ絵画
講師 / 奥平 俊六 氏(大阪大学大学院教授)
4月24日(土)
大正・昭和初期、鴻池家の暮らし ―11代幸方とその時代―
講師 / 船越 幹央 氏(大阪歴史博物館学芸員)
5月15日(土)
鴻池コレクションの扇絵
講師 / 秋田 達也(当館学芸員)
5月22日(土)
浮世絵師たちの扇子
講師 / 日野原 健司 氏(太田記念美術館主幹学芸員)
スペシャルイベント 「扇のはなしと投扇興」
5月1日(土)
扇にまつわる様々な話とともに、日本の伝統的な遊戯である「投扇興」について実演するイベントです。希望者には実際にご遊戯いただく予定です。
講師 / 宮脇 祥三 氏(宮脇賣扇庵 相談役)
時間 / 午後1時30分~3時
会場 / 当館1階 講演会室
定員 / 100名
※当日午後1時より先着順で整理券を配布します。 ※聴講は無料ですが、当日、本展に入場された方に限ります。
呈茶席
4月18日(日)、29日(木・祝)、5月5日(水・祝)、16日(日)、30日(日)
茶道裏千家教授小林宗華社中による呈茶席を行います。
時間 / 午前11時~午後4時(ただし、お菓子がなくなり次第終了します)
会場 / 当館2階 特別室
代金 / 一服(和菓子付) 500円
※当日、本展に入場された方に限ります。
ミニコンサート
5月9日(日)
徳島文理大学メンバーによるミニコンサートを行います。
時間 / 午後1時30分~、午後3時~(いずれも30分程度)
場所 / 当館1階 エントランスホール
※鑑賞は無料ですが、当日本展に入場された方に限ります。
主催
大阪市立美術館、太田記念美術館、日本経済新聞社
特別協力
鴻池合資会社