- 会期
- 平成19年(2007)9月4日(火)~10月14日(日)
- 観覧料
一般1,000円(800円)、大学・高校生700円(500円)
中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料〔要証明(原本に限る)〕
※カッコ内は、前売り・20名以上の団体料金前売り
7月20日(金)より前売り開始 おもな前売り券発売: 電子チケットぴあ(Pコード687-461)、ローソンチケット(Lコード57745)、CNプレイガイド、イープラスほか主要プレイガイド、コンビニ
- 展示内容
国立故宮博物院 16件、鴻禧美術館 約40件など 海外から日本初公開作品約100件 日本国内の美術館・博物館、個人の所蔵作品約100件
展覧会概要
本展では、19世紀後半から20世紀前半にかけて中国・上海で花開いた美術-書画・篆刻(てんこく)の優品、約200件を展示します。 世界一の中国美術工芸コレクションを誇る台湾の国立故宮博物院や鴻禧(こうき)美術館などが所蔵する約100件の日本初公開作品に加え、日本国内の美術館・博物館、個人が所蔵する未公開を含む作品約100件をあわせて展示します。 二千年余りにわたった帝政が崩壊し、1912年、民主革命により中華民国が成立しました。アヘン戦争による1842年の開港から発展を続けていた上海は、中国最大の都市となり空前の活況を呈しました。西洋文明が急激に流入するなか、美術界においても一大中心地となり、各地から多くの芸術家が集まって独自の新しい作風を興したのです。そこで生まれた作品は、花鳥や人物など一般にも理解しやすい画題が多く、鮮やかな色彩や力強い筆使いで人々を驚かせました。また、日本の文化人との往来も盛んに行われ、当時の交流の様子がうかがえる作品も多く残されています。 台湾の国立故宮博物院の所蔵品が来日するのは、本展が初めてのこととなります。 躍動する大都市、上海の市民に支持された華やかな作品をぜひともお楽しみください。 前期 : 9月 4 日(火)-9月24日(月・祝) 後期 : 9月26日(水)-10月14日(日) ※ 作品保護のため会期中展示替えを行います
主な出品作品
前期:9月4日(火)-9月24日(月・祝)
後期:9月26日(水)-10月14日(日)
※ 作品保護のため会期中展示替えを行います
前期:9月4日(火)-9月24日(月・祝)
和合双仙図(わごうそうせんず)
任頤(じんい)
台湾・国立故宮博物院 蔵
玉堂富貴図(ぎょくどうふうきず)
呉昌碩(ごしょうせき)
台湾・鴻禧美術館 蔵
臨石鼓文(りんせっこぶん)
呉昌碩(ごしょうせき)
東京国立博物館 蔵
後期:9月26日(水)-10月14日(日)
花卉十二幀(かきじゅうにてい)
劉徳六(りゅうとくろく)
台湾・国立故宮博物院 蔵
花鳥図(かちょうず)
任薫(じんくん)
台湾・鴻禧美術館 蔵
金魚図(きんぎょず)
虚谷(きょこく)
個人 蔵
関連イベント
講演会
時間 / いずれも午後1時30分~3時
場所 / 当館1階 講演会室
定員 / 150名 (当日、午後1時30分より先着順で整理券を配布します。)
※ 聴講は無料ですが、本展の観覧券が必要です。
9月16日(日)
呉昌碩と日本人士の交流
講師 / 松村 茂樹 氏 (大妻女子大学教授)
9月24日(月・祝)
日中画壇の交流
講師 / 味岡 義人 氏 (渋谷区立松濤美術館学芸係長)
9月30日(日)
趙之謙から呉昌碩へ-近代上海の金石派
講師 / 弓野 隆之(当館主任学芸員)
10月6日(土)
篆刻の歴史と中国近代篆刻の流れ
講師 / 尾崎 蒼石 氏(日本篆刻家協会副理事長・社団法人日本書芸院常務理事)
その他のイベント
時間 / いずれも午後1時30分~2時
場所 / 当館1階 中央ホール
※ 聴講は無料ですが、本展の観覧券が必要です。
9月8日(土)
二胡演奏会
9月29日(土)
民族舞踊上演会
出演 / 大阪中華学校生
主催
大阪市立美術館、読売新聞大阪本社、美術館連絡協議会
後援
台北駐日経済文化代表処、財団法人交流協会、大阪府
協賛
ライオン 清水建設 大日本印刷
協力
日本アジア航空