本展覧会では、当館の所蔵品・寄託品の中から日本・中国の絵画・彫刻・工芸や朝鮮半島の工芸など、国宝5件、重要文化財約80件をはじめとする約500点を一堂に展示します。 　日本の絵画では、尾形光琳「燕子花図（かきつばたず）」や上村松園「晩秋」など、多様で個性的な展開を示す作品を、中国の書画では、重要文化財伝王維（おうい）「伏生授経図（ふくせいじゅきょうず）」や重要文化財米芾（べいふつ）「草書四帖（そうしょしじょう）」など、歴代の中国宮廷コレクション旧蔵品を、そのほか中国・龍門や天龍山などの石窟の造像や、精緻な中国・朝鮮半島の工芸、根付や印籠などをはじめとした日本の漆工芸など、当館の特徴的なコレクションの魅力をご覧いただきます。 　また、滋賀・聖衆来迎寺（しょうじゅうらいごうじ）所蔵の国宝「六道絵（ろくどうえ）」や、大阪・法楽寺所蔵の重要文化財「不動明王二童子像」など、近畿周辺の社寺や美術愛好家から寄託を受けている宝物の数々も展示します。 　大阪市立美術館は、本年で70年を迎えました。日本美術と、中国や朝鮮半島などの東アジア美術をコレクションの中核にする当館は、70年の歴史の中で約8000点の所蔵品と、7000点にのぼる社寺やコレクターなどからの寄託品を収蔵する日本を代表する美術館です。 　このように充実した収蔵品を誇る美術館が身近にあることをあらためて知っていただく機会として、当館全館を使用して収蔵品を展示します。

時間　／　午後1時30分～3時
場所　／　当館1階　講演会室
定員　／　150名
（当日、午後1時より先着順で整理券を配布します。）
※　聴講は無料ですが、本展の観覧券が必要です

11月12日（日）

私と大阪市立美術館
講師　／　 蓑 豊（当館 館長）

時間　／　いずれも午後1時30分～3時
場所　／　当館1階　講演会室
定員　／　150名　（当日、午後1時より先着順で整理券を配布します。）
※　聴講は無料ですが、本展の観覧券が必要です

11月4日（土）

やきものにみる吉祥文様
講師　／　守屋 雅史（当館 学芸課長代理）

11月11日（土）

重要文化財『潮干狩図』と葛飾北斎
講師　／　秋田 達也（当館 学芸員）

11月18日（土）

当館・寄託の密教絵画
講師　／　石川 知彦（当館 主任学芸員）

11月25日（土）

田万コレクションの鏡
講師　／中野 薫子（当館 研究副主幹）

12月2日（土）

中国山西省天龍山石窟の仏教造像について
講師　／　齋藤 龍一（当館 学芸員）

12月3日（日）

文人画について
講師　／　中川 憲一（当館 学芸課長）

12月9日（土）

王鐸『書画合璧巻』をめぐって
講師　／　弓野 隆之（当館 主任学芸員）

12月16日（土）

コレクターと美術館　カザールコレクション印籠、根付、蒔絵を中心に
講師　／　土井 久美子（当館 学芸員）

12月23日（土）

尾形光琳関係資料について
講師　／　朝賀 浩（当館 主任学芸員）

大阪市立美術館、朝日新聞社、産経新聞社、 　日本経済新聞社、毎日新聞社、読売新聞大阪本社、 　NHK大阪放送局、毎日放送、朝日放送、関西テレビ放送、 　読売テレビ、テレビ大阪

アベノ橋地下センター商店街振興組合、 　（財）安藤忠雄文化財団、学校法人 大阪国際学園、 　（株）きんえい、コクヨ（株）、（株）サクラクレパス、 　タキヤ（株）、（株）竹中工務店、辻調理師専門学校、 　学校法人 天王寺学館、 　（株）天王寺ステーションビルデイング、 　天王寺ターミナルビル（株）、奈良交通（株）、 　御堂筋まちづくりネットワーク、八木通商（株）