大阪市立美術館

特別展

ミラノ展

会期
平成17年(2005)9月6日(火)~10月16日(日)
観覧料

一般1,300円(1,100円)、大学・高校生900円(700円) 中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料〔要証明(原本に限る)〕   ※カッコ内は、前売り・20名以上の団体料金

前売り

主な前売券発売場所: 電子チケットぴあ(Pコード686-151)、ローソンチケット(Lコード57540)、CNプレイガイドほか各主要プレイガイド、コンビニ、イープラスなど

展覧会概要

大阪市立美術館では、平成17年(2005)9月6日(火)から10月16日(日)まで、特別展「ミラノ展」を開催します。  本展では、イタリア・ミラノ市の全面協力を得て、スフォルツァ城市立博物館やブレラ美術館などミラノの美術館・博物館が所蔵する絵画・彫刻など約70件を展示します。  ローマ帝国時代の初期キリスト教美術から、レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめとしたルネサンスの名品、セガンティーニ、モランディといった近現代美術までを、おおよそ時代ごとに分けて展示し、美の都であるミラノの歴史・文化・芸術の魅力を紹介します。  ミラノは紀元前4世紀からの歴史を有し、街並には中世の名残を留めながらも最新流行ファッションを発信する歴史と先端が同居する魅力的な街です。一般的にはファッションやビジネスといったイメージが先行していますが、ブレラ美術館をはじめスフォルツァ城市立博物館、ミラノ市立近代美術館など多くの美術館・博物館や教会が存在し、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をはじめとした名品も数多く所蔵されています。  今回の展覧会は、そのようなミラノの歴史・文化・芸術の魅力を伝えようとするもので、それら一つひとつが魅力的であるのはもちろんですが、それらの芸術作品を育んできたミラノという都市の持つ歴史や文化についても理解されることでしょう。  昭和56年(1981)以来、大阪市とミラノ市は姉妹都市であり、平成18年(2006)には姉妹都市提携25周年を迎えます。この節目の年を迎えるにあたり、ミラノの芸術を通じてミラノという都市をより深く理解し、さらなる友好関係を築いていくためにも意義深いものです。

展示構成と主な出品作品

ローマ帝国と中世(4世紀から13世紀)

ビザンティン様式の彫刻家 「皇帝妃テオドラの頭部像」 スフォルツァ城市立博物館、古美術コレクション(イタリア・ミラノ)

ヴィスコンティ家の支配とドゥオーモの建設

ジョヴァンニ・ディ・バルドゥッチョ・ダ・ピサとロンバルディア地方の工人たち 「聖母マリアにひざまずき都市ミラノを献ずる聖アンブロシウス」 スフォルツァ城市立博物館、古美術コレクション(イタリア・ミラノ)

スフォルツァ家とレオナルド

レオナルド・ダ・ヴィンチ 「レダの頭部」 スフォルツァ城市立博物館、素描室(イタリア・ミラノ)

盛期ルネサンス

ロレンツォ・ロット 「若者の肖像」 スフォルツァ城市立博物館、絵画館(イタリア・ミラノ)

バロック

エヴァリスト・バスケニス 「楽器のある静物」 ブレラ美術館(イタリア・ミラノ)

スカラ座と19世紀のミラノ

ジョヴァンニ・セガンティーニ 「水飲み場のアルプスの雌牛」 ミラノ市立近代美術館(イタリア・ミラノ)

20世紀

ジョルジョ・モランディ 「静物」 ミラノ市立現代美術館(イタリア・ミラノ)

主な作品紹介

レダの頭部

レオナルド・ダ・ヴィンチ スフォルツァ城市立博物館素描室

キリストの頭部

レオナルド・ダ・ヴィンチおよびロンバルディア地方の画家 ブレラ美術館

水飲み場のアルプスの雌牛

ジョヴァンニ・セガンティーニ ミラノ市立近代美術館

静物

ジョルジョ・モランディ ミラノ市立現代美術館

皇帝妃テオドラの頭部像

ビザンティン様式の彫刻家 スフォルツァ城市立博物館古美術コレクション

若者の肖像

ロレンツォ・ロット スフォルツァ城市立博物館絵画館

関連イベント

講演会

時間 / いずれも午後1時30分~3時 場所 / 当館1階 講演会室 定員 / 150名 (当日、午後1時より先着順で整理券を配布します。)   ※ 聴講は無料ですが、本展の観覧券が必要です。

9月10日(土)

ミラノ美術の魅力-ルネサンスから現代まで 講師 / 宮下 規久朗 氏(神戸大学文学部助教授)

9月24日(土)

美術作品にみる古代からの国際都市ミラノ 講師 / 若山 映子 氏(大阪大学大学院文学研究科教授)

ファッションショー

9月17日(土)

大阪デザイナー専門学校によるファッションショー 時間 / 午後2時~2時30分 ※ 鑑賞は無料ですが、本展の観覧券が必要です。

ミニコンサート

10月8日(土)

大阪芸術大学による木管五重奏 時間 / 午前11時~、午後3時~(各回約20分) 曲目 / 「サンタ・ルチア」「アルジェのイタリア女」など  ※ 鑑賞は無料ですが、本展の観覧券が必要です。

主催

大阪市立美術館、読売新聞大阪本社、NHK大阪放送局

企画

パラッツォ・レアーレ

後援

外務省、文化庁、イタリア大使館

協賛

大成建設株式会社、八木通商株式会社

協力

アリタリア航空

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