大阪市立美術館

第50回 全関西美術展

会期
平成16年(2004)7月9日(金)~7月25日(日)
観覧料

一般  700円(600円) 高大生 500円(400円) 中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料〔要証明(原本に限る)〕 ※カッコ内は20名以上の団体料金

大阪市立美術館では、平成16年7月9日(金)から25日(日)まで、近畿地方を中心とした作家たちの公募作品を展示する特別展「第50回 全関西美術展」を開催します。  本展は、昭和16年より開催しているもので、毎年、近畿地方を中心として四国や北陸などからも広く作品が集まり、2,000点以上に及ぶ公募作品の中から選ばれた入選作約1,000点と招待作家等の作品約300点を展示します。   また、今回は50回を記念して、本展のこれまでの足跡をご覧いただく「全関西美術展50年のあゆみ」をあわせて開催します。本展はこれまで、福田平八郎(日本画)、鍋井克之(洋画)、保田龍門(彫塑)、楠部彌弌(工芸)、辻本史邑(書)など日本を代表する作家の方々が後進を指導され展覧会を有意義なものにされてきました。このような本展の歴史に欠くことのできない作家の方々の作品を、当館所蔵作品などから約20点特別に展示します。  全関西美術展は、大阪の芸術振興を目的として、昭和16年に日本画・洋画・彫塑・美術工芸の4部門にわたる公募の総合美術展「大阪市展」として発足しました。その後、昭和24年には書芸部門が加わり5部門の公募展となり、翌25年には展覧会の内容充実を図るため、その名も「関西総合美術展」と改めました。また、昭和34年の大阪市制70周年記念展からは「関西展」と改め、さらに昭和47年には「全関西美術展」と改称しました。  日本画、洋画・版画、彫塑、工芸、書というように美術のあらゆる部門が備わり、その各々に著名な美術家の作品も含まれており、現代における関西の美術の流れを知るためには見逃すことのできない展覧会といえます。  戦争を乗り越え今年で50回を迎えるこの全関西美術展は、地方における公募展でもっとも長い歴史をもっており、美術館の長い歴史と伝統が感じられることでしょう。

併催

全関西美術展50年のあゆみ

第50回の開催を記念して、本店の歴史に欠くことのできない作家の作品を当館所蔵作品などから約20点展示。

主な展示作品

日本画 : 福田平八郎 「山桜」 昭和18年 大阪市立美術館蔵         池田遙邨 「戦後の大阪」 昭和26年 大阪市立近代美術館(仮称)建設準備室蔵 洋画 : 鍋井克之 「立岩の海岸」 昭和36年 大阪市立美術館蔵       須田国太郎 「河原」 昭和14年 個人蔵 彫塑 : 辻普堂 「馬と人」 昭和33年 京都市美術館蔵       安田龍門 「鳩を持つ女」 昭和24年 和歌山県立近代美術館蔵 工芸 : 楠部彌弌 「彩埏花宴」 昭和52年 京都市美術館蔵       清水六兵衛 「古稀彩秋趣花瓶」 昭和51年 京都市美術館蔵 書 : 辻本史邑 「春憶山中故居詩」 昭和32年 大阪市立近代美術館(仮称)建設準備室蔵      安東聖空 「星空百人一首」 昭和53年 神戸市立博物館蔵

主催

大阪市立美術館、読売新聞大阪本社

後援

読売テレビ

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