- 会期
平成25年1月10日(木)~2月11日(月・祝)
- 観覧料
一般 500円(400円)
高大生 400円(300円)*( )内は20名以上の団体料金
*中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料[要証明]
展覧会概要
酒を酌み交わす器の一つに朱漆塗の杯があります。手のひらにちょうど収まってしまうほどの小さな杯の一枚一枚には丁寧に漆が塗られ、四季の草花や、季節の祭り、鶴亀に代表される吉祥、名所絵をはじめとした、多彩な文様が金銀の蒔絵で精緻に表わされています。なかには飯塚桃葉や原羊遊齋など著名な江戸期の蒔絵師の作銘が記されているものもあります。
大阪市立美術館にはウンゲルンコレクション、森コレクション、カザールコレクションの蒔絵杯が約560枚収蔵されており、日本屈指の蒔絵朱杯のコレクションです。
今回の展示では杯の優品と、あわせて室町から桃山期にかけて作られ根来塗といわれる漆塗の酒器や椀、桃山から江戸期にかけての蒔絵を中心にした飲食器を展示いたします。
主な作品
群鶴蒔絵杯 春正作銘(本館蔵)
魚介蒔絵杯 羊遊斎銘(本館蔵)
猿猴舟遊び蒔絵杯 (本館蔵)
三方に伊勢海老蒔絵杯 花一房銘
寿老人蒔絵杯 天明五乙巳孟冬製
山水松蒔絵三つ組杯・杯台 齋藤「仙吉」銘
学芸員によるみどころトーク
日時 | 1月16日(水)、23日(水)30日(水)2月6日(水) 各午後2時から20分程度 |
会場 | 大阪市立美術館 1F美術ホール |
学芸員による鑑賞講座
「蒔絵の朱杯について」 土井久美子(当館学芸員)
日時 | 1月26日(土) 午後2時~午後3時 |
場所 | 大阪市立美術館 1F美術ホール |
図録
「盃のなかの小さな世界」
販売価格 : 1,300円
総ページ数 : 98ページ
収録作品数 : 190件
■ 目 次 ■
はじめに
漆塗の杯について 土井久美子
図版
人物
名所・景物
花・鳥・走獣・魚介
節句・年中行事・四季など
蔵品リスト
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