- 会期
平成24年7月28日(土)~9月2日(日)
【前期】 7月28日(土)~8月12日(日)
【後期】 8月14日(火)~9月2日(日)- 観覧料
一般 500円(400円)
高大生 400円(300円)*( )内は20名以上の団体料金
*中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料[要証明]
展覧会概要
橋本末吉(1902‐1991)は、現代日本を代表する中国書画コレクターとして、世界的に知られています。
橋本は大蔵省から実業界に入り、日本アルコール販売株式会社などの役員・社長を歴任しました。戦後の動乱期に桑名鉄城旧蔵の明清書画を多数購求したことが契機となり、大阪高槻の自宅に蒐集した作品は800点余りにのぼります。独自の慧眼で選りすぐられた作品群は、明清両朝を網羅し、明では浙派や明末の奇想派の作品、清では康煕・乾隆年間の諸作品などに特色があります。また、それまで顧みられることのなかった来舶画人や近現代の書画にも及びました。
本展は、地元大阪初の大規模公開です。その優品を一堂に鑑賞できる、またとない貴重な機会をぜひお楽しみください。
主な作品
【後期】重要文化財 石鋭 探花図
【前期】呉彬 渓山絶塵図
明・万暦43年(1615)
【後期】張大千 水殿清風図
民国42年(1953)
【前期】何元鼎 侯禄図
清(18世紀)
【前期】許友 草書五言律詩
清(17世紀)
【後期】沈銓 雪梅群兎図
清・ 康煕55年(1716)
【前期】任頤 花鳥図
清・同治10年(1871)
記念シンポジウム
「コレクター橋本末吉が拓いた地平」
日時 | 7月28日(土)10:30-16:30 |
会場 | 美術館1階講演会室 |
定員 | 150名 |
協力 | 関西中国書画コレクション研究会 |
講演 | 橋本太乙氏(橋本末吉氏令孫) 味岡義人氏(渋谷区立松濤美術館学芸員) |
研究発表 | 西尾歩氏(立命館大学非常勤講師) 呉孟晋氏(京都国立博物館研究員) 植松瑞希氏(大和文華館学芸員) |
座 談 会 | 古原宏伸氏(奈良大学名誉教授) 山岡泰造氏(関西大学名誉教授) 尾崎蒼石氏(日展委嘱・日本篆刻家協会理事長) 曾布川寛氏(京都大学名誉教授) 西上実氏(京都国立博物館名誉館員) |