- 会期
- 9月7日(土)~10月20日(日)
- 開館時間
- 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日
- 9月9日(月)・17日(火)・24(火)・30(月)・10月7日(月)・15日(火)
- 料金
一般 1,300円(1,100円)、高大生 1,100円(900円)
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を吹くん区)は無料(要証明)- 主催
- 大阪市立美術館、日本経済新聞社
※本展覧会は終了しました。
インドで生まれた仏教は、中国へ後漢時代(紀元後1世紀頃)に伝えられ、南北朝時代(5-6世紀)になると国家事業としての寺院の建立と巨大な石窟の造営が行われました。
そして、仏教が広く中国全土に浸透する中で、地域ごとに特色のある仏像が生み出されるようになります。
こうした長い中国仏教史において、最も優れた石造仏教彫刻が生み出されたのが、南北朝時代の北魏(ほくぎ/386-534)王朝でした。
本展では国内に収蔵される主要な優品と、山口コレクションをはじめとする館蔵・寄託作品を加えた約60件により、北魏石造仏教彫刻の全体像について「仏像の地域性」をキーワードに浮き彫りにしたいと考えています。
日本において、中国の仏教彫刻はまだまだ人々の目に触れられていないのが現状といえます。
しかしその一点一点を観察すると、今日では不可能なほど精巧な彫刻技術を示す作品や、素朴な温かみを感じさせる作品、さらには日本の仏像と密接な関係をもつ作品など、見飽きることがありません。
本展は、1500年前の北魏に焦点を絞ったきわめて稀な展覧会です。
この機会をぜひお見逃しなく。
石造 如来坐像
北魏・天安元年(466) 本館蔵(山口コレクション)
主な作品
石造 菩薩交脚龕 [部分]
北魏 5世紀後半
本館蔵 山口コレクション
石造 如来三尊像
北魏 景明元年銘(500)
本館蔵 山口コレクション
石造 如来三尊像 [背面]
北魏 6世紀前半
本館蔵 山口コレクション
関連イベント
特別講演会「中国古代寺院に迫る」
日時:9月21日(土) 13:30~15:00
内容:河北・山西の寺院址に関する最新の発掘成果を紹介。
1.「河北鄴城彭城仏寺と北呉荘仏像埋蔵坑の発掘」
講師:朱岩石氏(中国社会科学院考古研究所漢唐考古研究室主任)
2.「山西童子寺遺址の発掘」
李裕群氏(中国社会科学院考古研究所辺疆民族与宗教考古研究室主任)
3.「太原市西山龍泉寺唐代仏塔基址・地宮の発掘と出土舎利荘厳具」
常一民氏(山西省太原市考古研究所副所長)
定員:150名(先着順。当日13時より整理券を配布)
参加費:無料(ただし、特別展の観覧券が必要)
共催:京都大学人文科学研究所
講演会「北魏仏教造像概論-雲岡石窟を中心に-」
日時:10月5日(土) 13:30~15:00
講師:八木春生氏(筑波大学大学院人間総合科学研究科教授)
定員:150名(先着順。当日13時より整理券を配布)
参加費:無料(ただし、特別展の観覧券が必要)
講演会「北魏石造彫刻の地方性」
日時:10月12日(土) 13:30~15:00
講師:齋藤龍一(大阪市立美術館主任学芸員)
定員:150名(先着順。当日13時より整理券を配布)
参加費:無料(ただし、特別展の観覧券が必要)
レクチャーコンサート「古琴の調べ」
日時:9月23日(月祝) 13:30~14:30
内容:ユネスコ無形文化遺産に登録された中国伝統楽器・古琴「七弦琴」の魅力を紹介。
演奏:山寺美紀子氏(お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科研究院研究員)
解説:山寺三知氏(國學院大學北海道短期大学部国文学科教授)
定員:150名(先着順。当日13時より整理券を配布)
参加費:無料(ただし、特別展の観覧券が必要)
作品リスト
チラシ
割引券
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